2019年、インフルエンザ大流行!

2019年1月。

厚生労働省は インフルエンザの流行が

「注意報」レベルを上回った!と発表しています。

私の勤務している病院でも、

感染対策委員の先生が、ここ数年間、今のペースで、インフルエンザ感染者が

確認された年はない、と発言されていました。

しかも、まだ1月初旬。。。

今回は、特にこの時期に健康を脅かす

「インフルエンザ」

について、知っておいて頂きたいこと、

少しかわった視点からの対策、についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

潜伏期間について知っておくべき事。熱が出る前から 他人へも感染させるリスクがあります!

 

インフルエンザに罹患されますと ほぼ間違いなく

高熱に 見舞われ

強い倦怠期 に苦しむ事になります。

その他の症状としては、強い筋肉痛や関節痛、鼻閉感(鼻詰まり)

などが発生します。

かぜ、と最も異なるのは、

鼻水や咳などの症状以外に

全身の筋肉や、関節に痛みなどの症状が認められる点と言えます。

また潜伏期間(明らかな症状は出ていないが、すでにインフルエンザ・ウイルスに罹患している期間)は1−2日程度とされています。

なぜ、潜伏期間、という言葉があるのか?

考えた事がありますでしょうか?

これは、この期間中、すでに他の人にインフルエンザを「感染させる」

危険性があるためです。

つまりは、そういう時期には、なるべく他の人たちとの接触をさける、

特に、持病をもっている方、抵抗力が落ちている方、

入院患者さんなどには会うべきではない!

つまりは、インフルエンザを患ったかも知れない。。。と怯える期間ではなく、

誰かに、インフルエンザをうつしてしまうかも知れない。。。

そういった、社会に対する配慮、他人の健康を脅かす危険性がある、

という認識をもってもらうためにこそ、

潜伏期間というものを、意識して欲しい訳です。

ただし、明らかな症状が出ていないため、

自分でこの

「潜伏期間」

を把握する事は、困難であると言えます。

しかし、あるケースでは、この「潜伏期間」をある程度予想する事が可能になります。

それは、どのようなケースだと思いますか?

 

答えは。

 

 

「インフルエンザ」と診断された人に、接触した。例)同じ職場の同僚に発生した。

近親者に、「インフルエンザ罹患者」が発生した場合。

 

これらのケースです。

こうした場合には、自分も1−2日程度で、高熱が出たり、倦怠感を覚えたり

などインフルエンザを疑わせる症状が発生する可能性が高い、

そのように認識して、行動していただきたいです。

具体的には。

 

不要、不急の外出をさける。仕事があっても
近親者にインフルエンザ罹患者が発生し、自分も体調不良を感じたら、速やかに休暇を申請する。

人混みに出向かない。

睡眠をしっかりとる。

咳エチケットを守る(マスクをして、くしゃみ、を飛散させない)

 

以上が、すぐに実践すべき行動になります。

 

※咳エチケットは、社会人としての必須のマナー

 

 



 

 

 

インフルエンザにかかかったかも!!病院へ行くべき?薬は必要なの?について。

 

また、「インフルエンザかも知れない」。。。

そんな症状が気になる際には、大病院ではなく、まずは

町のかかりつけ医、を受診するようにして下さい!!

この点は、病院勤務医である私としては、強調しておきたい点でもあります。

大きな病院には、持病を抱えて体力が落ちている方、

抗がん剤の点滴のために通院している方。

移植治療を受けて、免疫抑制剤(免疫力を弱める薬)を服用している方。

そうした方々が、外来の待合室で診察を受けるために待機されています。

咳エチケットを守らず、

熱があるから、仕事があるから、早くみて欲しい!

もし、そのようなお考えの方が、病院にお越しになると

上にあげた患者さんたちに、感染を拡大させてしまう危険があります。

そして、これらの方は、インフルエンザ感染を契機に、肺炎や脳炎など

生命を脅かす、重篤な病態に陥る可能性がとても高い方々でもあります。

潜伏期間ならびに、実際に発症したかも知れないと思った時。

まずは、自分自身の行動を改めつつ、どうしても辛い場合には

「町のお医者さん」

の診察を受ける。この事を、是非とも心に留めおいて下さい。

 

またインフルエンザ、には、

抗インフルエンザ薬の予防投与、

という事が行われています。

入院患者さんですと、例えば大部屋(ひとつの部屋に、複数の患者さんベットがある部屋)

では、同室者への感染拡大のため、医師の判断で、

この予防内服措置、がとられる事が多いです。

これには、入院治療を必要とする状態の方は、感染に対しても抵抗力が弱いから、

という判断が、ひとつの医学的根拠になっています。

 

ただし、一般の方については薬を飲むという事に対する副作用や

その他注意すべき点があります。

もっとも信頼できる情報源である、厚生労働省が提示しているガイドラインを

お示ししますので、是非かかりつけ医にご相談いただきたいと思います。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/090217keikaku-06.pdf

※抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドライン  にリンクします。

 

 

日常生活における工夫、脳に免疫をつけて感染を予防?!
侮れない プラセボ効果!

 

自分は、常に最高の健康状態である、と確信する!

 

実は今回最もお伝えしたいのが この

「プラセボ効果」

についてです。

医師として もちろん

咳エチケットや、手洗いの徹底、人混みを避ける、

持病のある方は 主治医と予防接種について相談する。

これら 標準的な対応については しっかり説明する

義務があると 思っています。

加えて、今回は

インフルエンザ予防のマインドセット(思考様式)

という視点からも、お話しておきたい、そのように考えています。

これに関して、一冊の興味深い本を紹介したいです。

「病は気から」を科学する

ジョー・マーチャント氏 著

 


「病は気から」を科学する

 

この本の中で、特に注目したいのは、

脳が症状を引き起こす「ノセボ効果」

※文章引用しています。

の記述です。

皆様のなかにには、「プラセボ効果」という言葉を聞かれた事がある方も

いらっしゃると思います。

プラセボは、英語のplacebo から由来しています。

直訳すると、薬の成分は含まれていないが、薬にみせかけているもの、「偽薬」にせ、の薬という

意味です。

つまり、「プラセボ効果」とは

薬ではないのに、服用する方が、これは効く薬だ、と思い込む事によって

ある症状などが改善してしまう効果を表す用語です。

これとは正反対に、

これは効かない薬なんだ、副作用が強い薬なんだ、と思い込む事によって

実際に有害な症状が出てしまう可能性を表す用語として、

「ノセボ効果」という考え方もあるようです。

以下、再度本文より引用します。

ノセボ効果は、

「周囲の何かがおかしい」という心理的なヒントによって

引き起こされる、無視できない生物学的なメッセージだ。

脅威、不安、不快なヒントが痛みや吐き気の症状を引き起こすことができるなら、

安全で安定していると感じること、

これから気分がよくなると信じることには、

その逆の効果があるということだ。

つまりは、自分は病気ではない、健康であると安心して過ごす事、それ自体に

プラセボ効果、言い換えれば病気を予防する効果があると、読み取れます。

 

 

そして、もう一冊。

同じような視座で書かれた本も紹介したいと思います。

「脳に免疫力をつければ病気にならない!」

 


脳に免疫力をつければ病気にならない!

 

苫米地英人氏 著

脳科学者である、著者は、本書において

「健康も病気も、すべて脳が支配している」

「脳の免疫力を高めれば病気にならない」

※文章引用しています。

という斬新かつ、独創的な見解を提示されています。

詳しくは、是非本書を最後まで丁寧にお読み頂きたいですが、

特に重要と思われる箇所を抜粋し、コメントしたいと思います。

「脳の免疫力」

について著者は、

「情報空間」を味方につけて、健康な状態を「コンフォートゾーン」

にする事、と結論付けています。

 

まずは、情報空間とはなにか?

こちらも、本書から引用します。

脳が外界と触れるのは、脳の入出力チャンネルである「モーダルチャンネル」

(五感と「言語」を合わせたもの)を介してのみです。

脳は、神経を通してもたらされる電気信号によってのみ外界を認識します。

すなわち、脳にとっては生命活動=「情報」なのです。

私たちが生きているということ、生活しているということは脳にとっては

「情報処理活動」なのです。

そして、その情報処理の在り方によって、身体、つまりは物理空間は

大いに影響されてしまう、と説明されています。

心身症、という医学用語があります。

おもに、精神科領域の先生方が解説されているのを見かけますが、

これは、ストレスなどが原因で、実際に不眠になったり、食欲がなくなったり。

精神・心の状態が、物理・肉体の機能低下、機能不全に関係しているという

事を意味する病状です。

本書の著者、苫米地博士の認知脳科学の理論も加味すると、

精神・心=脳の情報処理の在り方、と置き換える事が可能と思われます。

従いまして。

「病気になったかも知れない。。。」は、

すなわち、「病気を引き起こす」可能性があるという事になります。

(先に説明した、ノセボ効果と同じ意味合いですね)。

では、健康でいるためには、そうなるような逆の働きかけ、

「プラセボ効果」

を自らで招きよせる必要がある、という事になります。

そこで、次に大切になってくるのが、

健康な状態をコンフォート・ゾーン(自分が心地よいと思う心身の状態)にすること。

「自分は完全に健康で、病気とは無縁である!」

そのように確信する事であると、苫米地氏は力説しておられます。

それでも、ちょっと体調が悪くなった時には、

風邪は十分な栄養と休養+イメージの書き換えで治る!

※書籍より引用

と述べていらっしゃいます。

 

※野菜やビタミンをしっかりとって、たっぷり睡眠!

 

 

脳内の情報処理で、身体の免疫がウイルスを倒し、健康を取り戻す

自分を臨場感をもって、イメージする。こうした方法を推奨されておられます。

 

これら2冊の書籍のメッセージ、

「病は気から、健康だと確信する事で、実際に健康でいられる」

実に面白いと感じています。

なにより、考え方を変えるだけなので

副作用は、ほぼ全くないであろうという点が、とても魅力的です。

もちろん、批判的な立場もあるかとは思われますが、

早速試してみる価値はあるのではないでしょうか?

「バカは風邪をひかない」

このような言い回しを、一度は聞かれたかと思います。

昔のひとは、健康でいるための「マインド・セット」を

経験上、体感上知っていたものと考えられます。

この場合のバカは、

病気の事を、くよくよ心配しない、というおおらかな態度の人。

バカみたいに、

夢中になって遊んでいる(ように見える人)と、であると私は解釈しています。

これを踏まえて、

健康寿命増進医師として、

「ワクワクは、風邪をひかない!」

というスローガンを提唱したいと思います。

 

 

 

まとめ

 

① 自分は、とても健康である!、と確信する事。インフルエンザ流行!のニュースを気にしすぎず、手洗いの徹底など、最低限の取り組みだけして、ワクワクする毎日を送る事。

② 潜伏期間を、意識する事。咳エチケットなど周りへの配慮、その時期も、常に健康を取り戻すイメージを保ち十分な栄養と睡眠を確保する事。

③ それでも、感染が悪化した場合には、まずは診療所を受診する事。予防接種や、
予防内服などの治療に関しては、医師と十分に相談する事。

 

是非健康に、この冬を楽しんでいきましょう!

 

 

※厚生労働省の

インフルエンザ総合ページになります。こちらも合わせてお読みいただくことで、

健康維持、に努めていただきたいと思います。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html

 

 

小林製薬 ハナノア(300mL)【ハナノア】
by カエレバ

 

 



運営者へのご連絡はこちら
mail@ishikawakuwaku.online