東海地方の、冬の子連れでお出かけ におすすめ!

好天に恵まれた休日。

これまでにも、幾度となく訪れていますが、

家族で、国営木曽三川公園に、遊びに行ってきました。

小さいお子さんを連れて、

さあ、今度の休みはどこへ行こうかな?

そんなお父さんには、とてもお勧めのスポットです。

以下、この公園についてご案内したいと思います。

 

木曽三川公園は、愛知、岐阜、三重の3県にまたがる日本一広い国営公園です。
木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が有する広大なオープンスペースと豊かな自然環境を活用し、東海地方の人々のレクリエーション需要の増大と多様化に対応 するために設置された公園です。本公園は三派川地区・中央水郷地区・河口地区の3地区からなり、全部で13拠点が開園しています。各拠点において、花や木な どの自然を生かした景観づくりに加えさまざまなイベントを開催しております。

※公式ホーム・ページより引用です。

 

また、この公園内には、

「自然発見館」

と呼ばれる施設があり、周囲の豊かな自然環境を活かして、

小学生や、幼児が体験できる、

工作系や、観察系の様々なイベントが、定期的に企画されています。

 

http://kisosansenkoen.jp/~kasenkankyou/mkasen_youji.html

●これから申し込めるプログラムもあります。

気になる方は、上記をクリック(案内画面へリンクします)。

 

今回は、昨年末に申し込んでおいた

ふゆのしぜんみっけさんぽ ~ムシさんのかくれんぼ~

に次男と共に参加させていただきましたので、

そのルポタージュをお届けします。

 

※ ややグロテスクな昆虫写真がありますので、苦手な方は閲覧にご注意下さい。

 


 

寒い冬、地中や落ち葉の隠れて春を待つ虫たち。

 

一年で、もっとも寒い、今の季節。

正直申し上げて。

「この時期に、昆虫観察なんて出来るの?」

と半信半疑でしたが、実に多彩な昆虫や、小さな生き物たちが

実に逞しく、寒さをしのぎながら春を待っている事がわかって、

とても新鮮で、楽しい経験になりました。

 

 

ツアーガイドのお兄さんの案内で、公園内や、水辺を散策しながら、

虫たちを探してみよう、という体験イベントで、

冬着を着込みながらのお散歩でしたが、日向ぼっこにもなり、

気持ち良かったです。

基本的には、上の写真にあります通り、

地表の落ち葉をどかしてみたり、

散水用の水道管のふた、を空けて、内側を観察したり。

そのようにしながら、

「なにかいるかなー?」

という感じで、みなで一生懸命に探す事になるわけです。

 

 

落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック

落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック

  • 作者:皆越ようせい/渡辺弘之
  • 出版社:文一総合出版
  • 発売日: 2017年03月07日

 

 

 

 

そんな時。

我が家の次男が、上の昆虫たちを見つけました!

ガイドさんによれば、

これは、

「げじげじ」

が 「だんごむし」を捕食しようとしている!という

衝撃の場面との解説でした。

見ている最中には、

なかなか、うまく捕まえられないようでしたが、

自然界の厳しい掟を垣間見た気分になりました。

 

 

上の写真は、悪臭を放つ事でよく知られている、

「かめむし」の幼虫たちが、木の幹に巻き付けられたプレートの裏側で

群れを成してうずくまっている光景です。

やがて、夏になると、

身体のサイズも大きくなり、木の枝でよく見かけられるようになりますが、

今は、じっと寒さに耐えているように、私には見えました。

 

 


水辺で育つ、虫たち。

 

 

自然発見館のすぐそばには、とても済んだ川の流れと、

透明な沼が、観察出来ます。

そして、これらのおかげで、この一体には、

とても豊かな生態系が維持されていると言えます。

川に住む、プランクトンを食べる水生昆虫(すいせいこんちゅう)。

そして、彼らをエサとする、小鳥たち。

清流をすみかとする、川魚たち。

ここでも、冬に生きる水生昆虫に出会う事ができました。

 

 

写真は、トビケラ、の幼虫と教えて頂きました。

 

トビケラ(飛螻蛄)はトビケラ目(毛翅目)Trichoptera の昆虫すべてを指す、との事です。

※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)の記事より引用です。

 

これは、この川辺に転がっている、小石をひっくり返して見つけたものです。

 

 

なお、トビケラは、ざざ虫という俗称があり、

なんと長野県伊那市では、

ざざむしの佃煮、として食用されている!!

いわゆる郷土料理であるとのお話が、興味深かったです。

 

伊那の名物高級珍味ざざむし(信州長野のお土産 土産 おみやげ お取り寄せ ご当地 グルメ 長野県 珍味 長野土産 長野お土産 通販)
by カエレバ

 

世界的な食糧難を予測し、昆虫からタンパク質を抽出して

食用にする、という研究もあるぐらいなので、

「佃煮で食べる」というのは

ある意味とても先進的な取り組みなのかも知れないな、などと思い巡らせました。

水生昆虫は、他には、とんぼ、や、かげろうげんじぼたる、

などがよく知られています。

 

ただ、最近では環境破壊や、環境汚染の影響で、清流が失われ

絶滅の危機に瀕している水生昆虫たちも多いと言われています。

 

とても悲しい話ですね。。。

美しい自然を、子ども達、更にはその先まで残していってあげたい。

今回のツアーを通して、そんな事も、ふと思ったりしました。

 


おまけ

 

この公園の沼地には、カモたちが、羽を休めたり、

泳いだりして、のんびりと過ごしています。

でも、この写真の鳥さんは、カモではないようです?!

 

 

というわけで。

こちらに、お越しになる際には、彼らの主張にも耳を傾けて

是非、見つけてやって下さいね!

 

国営木曽三川公園、自然発見館、親子で楽しめて、とてもオススメです!

 

お付き合いありがとうございました。