大人も楽しめる、モザイク・タイル工房へ行ってきました。
※たまには親子で、芸術鑑賞、いかがでしょうか?
東海地方は
曇りのち、雨の天気予報であった昨日、
子ども達と屋内で一緒に楽しめるところはないかな?
そう考えて、おでかけスポットを色々と探した結果、
特に深い理由があった訳ではないですが
岐阜県・多治見市の、
「モザイクタイルミュージアム」
へ行こう!と決まりました。
http://www.mosaictile-museum.jp/
陶器や、タイルの生産量が日本一の多治見市。
博物館の建物自体も、とても独創的で、
壁面には、様々の陶器の破片やタイルなどが埋め込まれ、模様の役割を果たしていました。
博物館の中に入ると、まずは周囲をすべてタイルで覆った自動車の展示があり
驚かされます。
インフルエンザの流行っているこの時期。
人混みが少ないであろうと予想していた、この博物館でしたが、
結構人気があり、多くの人達で賑わっており、期待は裏切られました笑
また、我々世代には、
懐かしい、「銭湯のタイル絵」なども鑑賞できるようになっています。
その他にも、戦後、陶器とともに発展を遂げてきて今に至る
多治見市の歴史や、
色彩豊かで、様々なデザインのタイル達が、飾られていました。
また一階の工房では、自分でタイルのパネルを選び、
フォトフレームを完成させられる、工房も用意されていました。
久しぶりに、木工用ボンドを片手に、一枚ずつ、
モザイク状にタイルを重ねていく作業に集中する事が、
とても楽しかったです。
少し前から、「大人の塗り絵」という本が話題になっています。
どちらかというと、子ども達がクレヨンなどを使ってする
遊びというイメージですが、
あえて、大人向けという点が、興味深いと言えますね。
実際に、色鉛筆で色を選び、線に囲まれた狭いスペースを丁寧に
彩色するのには、雑念があっては、うまくいかないため
リラックスした状態で、楽しいと感じながらも
ある程度の集中力が必要であり、
脳にほどよい負荷がかかると言えます。
また全体の完成をイメージしながら、色を選ぶといった過程も
脳を使う事になりますね。
こうした作業が、認知力低下の予防や、自律神経を整える効果があるとして、
「塗り絵」それ自体に、治療(セラピー)としての有用性が見出させる、との
報告もあるようです。
●芸術活動が、高齢者の認知機能改善に寄与する可能性について報告する
臨床研究です。
Art therapy is associated with sustained improvement in cognitive function in the elderly with mild neurocognitive disorder: findings from a pilot randomized controlled trial for art therapy and music reminiscence activity versus usual care.
※タイトルのクリックで論文の抄録へリンクします。
なるほどな、という印象です。
実際、いろいろな色のタイルを組み合わせて、少しずつ完成に向けて
取り組む事で、いつもと違った思考、精神状態を体験できたと
思っています。
健康寿命に効く、タイル貼り体験でした!
我が家の息子たちも夢中になって、作業を愉しんでくれていました。
※世界にひとつだけの写真フレームを作ろう!
少なくとも、ずっとスマホをいじっているよりは、よほど脳や心身には良さそうですね笑
これから、なにかと忙しくなる
年度末ですが。
こうした手作業になるような趣味、たとえばプラモデルなど、
定期的にワクワクしながらやっていきたいな、
そんなふうに考えました。
お読みいただき、ありがとうございました!