”エナジードリンク”でカフェイン中毒?!

カフェインの摂りすぎにご用心!

 

※今回の記事読了には3−4分程度かかると思われます。

仕事の合間のリラックス

として、

コーヒー、

を楽しまれる習慣がある方は

多いと思われます。

 

 

 

 

私も、

コーヒーが好きで

いつも

香りや味を楽しんでいます。

適量のコーヒーであれば

健康への影響は

ほぼないと考えられていますが、

カフェインの過剰摂取

には

健康長寿のために、

十分に注意する必要がありそうです。

 

今回は、実はとても

カフェイン含有量が多い

エナジー・ドリンク

薬局やコンビニ、

ネット・スーパーで簡単に手に入る

「カフェイン錠剤」

による

カフェイン中毒について、

医師として、注意喚起の記事を

書くことに致します。

 



 


薬局の錠剤、エナジー・ドリンクによる”カフェイン中毒”のリスク!

 

食品安全委員会の

ホーム・ページには

我々が普段口にする

食品中のカフェイン含有量とともに

過剰摂取による

健康被害

具体的には、

めまい、興奮、不安

吐き気、心拍数増加

などの

大切な情報が提供されています。

https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

※食品安全委員会のサイト、食品中のカフェインについて閲覧できます。

 

また、

清涼飲料水が

お好きな方には、

これらに含まれる

カフェイン

にも注意が必要といえます。

 

http://www.j-sda.or.jp/ippan/news_view.php?kind=2&id=202

※一般社団法人 全国清涼飲料連合会のサイトへリンクします。

 

そして公的機関である

「厚生労働省」

も、以下のように

サイトで情報提供してくれており

しっかり仕事をしているな笑

と思われます。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

※厚生労働省のサイトへリンクします。

 

お忙しい皆さんには

要点だけお伝えします。

 

成人であれば

コーヒーはマグカップで一日3杯まで!

妊婦さんの場合は、コーヒーは

一日マグカップ2杯まで!

とされているようです。

 

日本以外の海外の

公的機関や省庁も

カフェインの

適正な摂取について

コメントを発信していますが、

個人差も大きいため、

「規制値」

ではなく

あくまで参考にするべき

「基準値」

という扱いになっています。

 

そして、より注意すべきは、

製品によって

カフェイン含有量が

異なる

「エナジー・ドリンク」

であると思われます。

多いものですと、

コーヒー100ml当たりの

カフェイン(約60mg)に

対して、

実に5倍!の

300mgが同じ100ml

に含まれている製品が

あるようです。

 

あらため数字に

示すと

驚き

ですよね。。。

 

従いまして

仕事の前に気合を入れるため、

ちょっと風邪気味だから

などの理由で、

一日に何回も

こうした

エナジードリンク

を手にする事は

あまりオススメできないと

言えます。

 

また

残念ながら日本では、

あまり

注目されていませんが、

諸外国では、

若年層が

エナジードリンクを過剰摂取

しないよう

販売のみならず

試供品にまで

厳格な規制を課している国々があります。

 

コーヒーを飲まなければ

大丈夫ではなく、

コンビニなどで

手軽に手に入る

エナジードリンクに対して

我々親は監視の目を

光らせる必要がありそうです。

 

※日本ではどこでも簡単に手にはいるエナジー・ドリンク。。。

 



 

 

そしてもう一点。

アルコールと、

エナジードリンクを

同時に摂取する事で、

アルコールによる

健康被害のリスクが高まる、

という

気になるニュースについても

お伝えしておきます。

 

 


アルコール+エナジードリンクで重大な健康被害?!

 

私自身も、

この話題には

詳しくなかったのですが、

「健康長寿」

に関わるサイト運営者としても

とても勉強になりましたので、

簡単にまとめる事にしました。

 

どうやら

カフェインの作用によって

アルコールの摂取量が増えてしまう

という現象があるようで

これに関して

CDCのサイトで

注意喚起がなされたり

医学論文にて、

メカニズムについての考察

がなされています。

 

みさなんも、

コーヒーや

カフェインを摂る事で

眠気が醒める

対して

アルコールを摂ることで

眠たくなる

という事は

実感として

納得

いただけるかと思います。

 

カフェインがなぜ、

眠気を払うのか?

これについては、

以下のサイトが

図解入りで、

とても分かりやすく解説

してくれています。

 



 

★やや専門的な解説記事ですので、ご面倒な方はまとめ、まで読み飛ばしてOKです。

 

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/403964/082900048/?P=3

※ナショナル・ジオグラフィックの外部サイトへリンクします。

 

これに対して、

アルコールは

睡眠誘発物質である

アデノシン

の濃度を高める作用がある事が

分かっています。

また、こうした

眠気を伴う

軽い酩酊状態(酔った状態)

こそが、

アルコールを飲む

楽しみのひとつでもあるわけです。

 

カフェインが、その

邪魔をする事で、

お酒を飲んでいる人は、

酔っ払うために笑

より高濃度の

アルコールが必要になってしまう。。。

そのように

解釈できます。

そして気がついた時には、

”急性アルコール中毒”

になったり、

定期的にこの習慣を繰り返す事で、

アルコール性肝障害(肝臓病)

を患う結果になると予想されます。。。

 

そうでなくても、

寝る前にアルコールをたくさん

飲むことは、

睡眠リズム障害という

健康被害にも繋がる事が

判明しています。

※以下の本に詳細記載あります。

 

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

  • 作者:ショーン・スティーブンソン/花塚 恵
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017年02月24日

 

 

 

では、具体的には

どんな行動が

マズイ

のでしょうか?

 

働くお父さんですと、

 

  1. あとひと頑張り。
    エネルギー・チャージ!!のつもりでエナジードリンクを一杯。
  2. 仕事が終わって、さあ一杯で、ひとりであるいは仲間と
    ビールやアルコールを、酔っ払うまで飲み続ける。。。
  3. 間違いなく、二日酔い。。。場合によっては、急性アルコール中毒で
    救急車要請。。。

 

この漫画のような展開が

懸念されます。

 

 

また

エナジードリンク以外にも、

カフェイン含有錠剤

でも同じ結果が予想されますので、

もし定期服用されている方は

どうしても

眠気を醒ましたい時に限って

(毎日ではなく)

適量の服用を

守るよう心がけて頂きたい。

そのように思います。

 

※カフェイン錠剤にも、ご注意を!

 

 

https://www.cdc.gov/alcohol/fact-sheets/caffeine-and-alcohol.htm

※アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のサイトへリンクします。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4190582/

※カフェインとアルコール同時摂取によるリスクについて考察してある原著論文です。

 



 


まとめ

 

とても身近な

カフェイン。

過剰摂取は、健康を害する

恐れがあるため

コーヒー以外にも

エナジードリンクや

カフェイン製剤を飲む際には

飲む量には十分ご注意下さい!!

そして

若い人達に

エナジードリンクによる

カフェイン依存、中毒について

教えていく必要がありそうです。

 

また

カフェインは、

お酒による

”酔ったよい気分”

を妨げる作用があるため

知らずしらず

たくさんの

お酒、アルコールを

摂取してします

リスクが潜んでいます。。。

お酒を飲む前の

エナジードリンク

は、なるべく控える事が

望ましい。

 

現役医師として、

このように

お知らせしておきます。

 

リラックス効果を

楽しむためにも

カフェインと

うまく付き合っていきたいですね。

 

 

 


石川英昭(いしかわひであき)

管理者・石川 英昭

現役医師、医学博士、二児の父。徳川幕府・直参旗本石川家末裔。
ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!との信念からマインドセット、食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。

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