不整脈から、あなたを守る?!Apple watch の心電図機能が凄い!

Apple watch が命を救う !という記事の真相は?!

 

 

2019年4/2付けの

apple insider

というサイトで、

ある方が、

Apple watch

のアプリによって

時に

重大な病気の原因となる

不整脈である

「心房細動」(しんぼうさいどう)

の早期診断に

つながった。

そして、

医師を受診し

適正な治療を受ける事が出来た!

との記事を見つけました。

 

https://appleinsider.com/articles/19/04/02/apple-watch-credited-with-saving-life-days-after-ecg-feature-launched-in-europe

※apple insiderの元記事へリンクします。

 

確かに、

これは

Apple watch

によって、

命が救われた

(将来発生するリスクが高い)

病気を未然に防ぐことが出来た

と言い換えて

差し支えなさそうです。

 

 

2018年に登場した

Apple watch (アップル ウォッチ)

のシリーズ4。

 

https://www.apple.com/jp/shop/buy-watch/apple-watch

※Apple 社の公式サイトへリンクします。

 

 



 

 

新しいもの好き、

デジタル・ガジェット

好きなの方は

すでに普段使いされている

かと思われます。

 

 

 

スタイリッシュな

デザインに加えて

スマートフォンである

iPhone のアプリと連携する

機能もあり、

まさに

次世代 ワクワク ウオッチ

とも言えるこの

Apple watch

 

以前のモデルから

ランニングシューズ メーカー

と連携し

走る をテーマに

走行距離や消費カロリー

を見える化したりと

スポーツ フィットネス分野の

新しい地平を開拓しているのを

さすがアップル!と

ファンの1人として

興味深く眺めていました。

 

 

 

 

そして

最新のモデルでは

更に踏み込んで

Apple watch

健康管理!

を打ち出して来ています。

 

具体的には

心拍数や心電図が測定出来る

という事のようですが

驚くべきは

Apple watch

が測定結果を解釈

言い換えれば

検査結果を

診断

して

医療機関への受診を

促す機能を有している

という点になります。

 

 

これについて

どんな機能なのか?

とても面白く感じたので

あれこれ調べてみました。

また

今回の話題の中心とも言える

心房細動

についても医学的な

コメントを付け加えておきたいと

思っています。

 



 

 


米国医学会のお墨付き、不整脈の検出にも有効な心電図アプリ!

 

心電図(しんでんず)

は、

診療所や、病院などで

心臓の状態を

調べる検査として

現在、もっとも一般的に

活用されている

医療機器のひとつです。

 

脈拍数(みゃくはくすう)

を計測するだけであれば

血圧計などでも可能ですが、

心臓の脈のリズムの不正、

つまりは

不整脈の正確な検出には

心電図は不可欠

と言えます。

 

 

 

そして、

身体に装着する部分、

記録して、出力する部分

などが必要となるため

どうしても

ある程度の大きさが必要

と思われていた心電図ですが。

 

今回

Apple は

腕時計型のサイズまで

軽量化、

24時間装着を可能として

世に出してきた訳です。

 

さらに

特記すべきは、

これが

米国において

アメリカ食品医薬品局

通称FDAの

(Food and Drug Administration; FDA)

医療機器承認を

取得しているという点です。

https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf18/DEN180044.pdf

※FDAのサイトへリンクし、誰でも申請許可を閲覧確認出来ます。

 

通常、審査通過が

非常に難しいとされている

そうですが、

Appleは、

Stanford 大学、

つまりは

アカデミア(学術の世界)

と連携して

以下の研究でデータ収集し、

見事申請を取得したものと

考えられています。

その名も

Apple Heart Study

ですね。

https://med.stanford.edu/appleheartstudy.html

※スタンフォード大学サイトの研究紹介のページへリンクします。

 

※スタンフォード大学キャンパス

 

この臨床研究の成果、

医学的エビデンスから

Apple watch series 4

不整脈検出機能は

医師としても

信頼できるのでは?

と思われますが。

 

実は、日本では

こうした医療機器を管轄する

「厚生労働省の認可」

が下りていないため

2019年4月時点では

残念ながら

この機能の

恩恵を受ける事ができない

となっております。。。

 



 

 

 


心房細動ってどんな病気?

 

では最期に、

「心房細動」

について

簡単に触れておきます。

 

国立循環器病センターの

心房細動と言われたら

とてもよくまとまっていますので

興味ある方は

ご覧下さい。

 

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph111.html

※国立循環器病センターのサイトにリンクします。

 

そして、

動機がする、

脈が飛ぶような感じがある。

 

 

 

こうした症状が

気になる方の中には、

この

「心房細動」

という病気が

隠れている可能性があります。

 

 

※不整脈の診断、治療は循環器内科専門医にお任せしましょう。

 

 

詳しい説明は、

上記のサイトをご覧頂きたいですが、

心房細動は、

血液を塊まりやすくするため、

その塊が脳の血管に飛んで

脳塞栓(のうそくせん)

という恐ろしい

病気を引き起こす原因となりえるため、

必ず

専門医による

治療を受けていただく必要があります。

 

※突然、

どちらかの手に

力が入らなくなる、、、

は脳梗塞(のうこうそく)

や脳塞栓(のうそくせん)

など脳の血管の病気の

初期症状である可能性があります。

 

心房細動の

診断のためには

不整脈を検出するために

24時間の心電図検査、

(ホルター心電図)

と呼ばれる検査が実施されます。

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph29.html#24

 

普通通りに

生活しているなかで

いつ、どのぐらいの

長さや、頻度で

どういう種類の

不整脈が発生するのか?が

診断の際に

とても重要な情報となります。

 

したがって、

Appleが

病院にいかずとも、

24時間身につけて

いられる腕時計に、

こうした機能を盛り込めば

いいんじゃない?

そう考えたのなら

とても理にかなっていて

素晴らしい発想!であると

感動を覚えます。

 

もちろん、

最終的には

医療機関で

専門医の診察を受けて

欲しいと思いますが、

自分では、

「疲れているだけかな?」

「様子をみていようかな?」

医学的エビデンスを後ろ盾にもつ

Apple watch から

「心房細動の可能性があります!」

アドバイスされる事は、

予防医学の観点からも

とても

オススメできる。

そのように

考えられます。

 

日本でも、

健康管理や、疾病予防に

いつの日か

Apple watch や

その他の未知の

デジタル・デバイスが

が広く活躍する未来が

到来するでしょうね。

実に

ワクワクします!

 

スマホ、で健康管理については

以下の記事もご覧下さい。

治験バイトをお探しの方へ、現役医師からの注意喚起。

 

お読みいただき

ありがとうございました。

 

石川英昭(いしかわひであき)

管理者・石川 英昭


現役医師、医学博士。二児の父。徳川幕府・直参旗本石川家末裔。
ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!との信念からマインドセット、食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。

 

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