視力の衰えを感じて笑 遠近両用メガネを買いました!
40台から始める
「健康寿命増進生活」
と銘打って、様々な記事を
書かせて頂いておりますが。
やはり、40台も
折り返しの時期を迎えますと、
認めたくはないですが、
「視力の衰え」が気になってきます。
私は20台を迎える頃から
近視にて、ずっとメガネの生活を
続けてまいりましたが、
少し前から、スマホや、文庫本などの
「細かい文字」
を読み取りにくい、と感じるように
なってきました。
試しに、メガネをはずして
顔を近づけて見ますと、
なんと、よく見えるではありませんか!!
よく、お年寄りが、
メガネをおでこにつり上げて、
手元の文字を読もうとしますよね。
これが、
「老眼か?!」
と、少し衝撃を受けました。
病院のお仕事でも、
以前は積極的に
手術では執刀医を
やってきましたが。
眼の健康にも配慮して、
最近では、若手に
その機会を譲るように
なってきています。
※細い血管を縫い合わせる手術中で、目を酷使します。。。
また子どものために
時々作っていた、
プラモデル製作にも、
苦労するようになったため、
ついに、某メーカーの
拡大レンズを試してみる事にしました。
確かに、非常によく見えるようには
なりましたが、
普段の生活で常に装着するには
違和感があるため、
巷で流通している
「遠近両用メガネ」
について、メガネ屋で
相談してみる事にしました。
無理して、
眼を細めたりする表情は
とても老けて見えますし、
なんとなく、不機嫌に見えますよね。。。
また同時に、
眼の健康のプロフェッショナルである
「眼科医」が
一般の方向けに書いている本で
「眼の健康長寿」のために
参考になりそうなものは
ないだろうか?
と、現役医師目線で
探してみる事にしました。
一般的に言われている、眼の健康にいい!は本当か?
こちらの本の著者は、
眼科医としての
手術の腕前や
業績において
一流の方である事が
伺い知れました。
「眼科医」といいますと
目の検査をして、目薬を出してくれる
お医者さん、という
イメージの方も
いらっしゃるかも
知れませんが、
特に病院で勤務されている
眼科の先生は、
内科の病気の知識も求められながら
同時に、非常に細かい作業を
要求される目の手術までこなす
とても多忙な「外科医」と言えます。
実際に多くの市中病院では
眼科は、「外科系当直医」に
分類されている事が多いです。
またこの本の著者は、
巷にあふれる
「眼の健康法」
に対して、専門的な見地から
とても真っ当な批判を
述べられており、
同じ医師として、
その潔い姿勢に
大いに共感させて頂きました。
是非、本書をすべて
お読みになる事をオススメしますが、
以下は、誤解されている方も
多いと思いますので
内容を簡単に紹介しておきます。
眼球体操や眼のマッサージで、眼が良くなる→×
眼を上下・左右に
激しく運動させる事で
視力の回復をはかる?!という
「眼球体操」は
網膜剥離という危険な病気の
発生につながるそうなので、
是非辞めるようにしましょう。
眼の健康増進どころか、
緊急手術が必要になるようで、
本末転倒ですよね。。。
また骨で守られていない
眼球を、外から強い力で
圧迫する事も、
網膜剥離や、白内障
を引き起こすリスクが高いそうです。
ブルーベリーは眼によい→×
確かに
ブルーベリーのサプリメントには
「視力回復に」という
謳い文句が書かれていますよね。
こちらも、残念ながら
医学的なエビデンスは
確立していないようです。。。
だだし、
こちらの本では
「ルテイン」と「ゼアキサンチン」
という緑黄色野菜に
多く含まれる「カロテノイド」
には、加齢黄斑変性への
予防効果があると
述べられています。
Int J Vitam Nutr Res. 2019 Jul;89(1-2):5-12. doi: 10.1024/0300-9831/a000576. Epub 2019 Apr 1.Lutein Complex Supplementation Increases Ocular Blood Flow Biomarkers in Healthy Subjects.
Harris A1, Siesky B1, Huang A1, Do T1, Mathew S1, Frantz R1, Gross J1, Januleviciene I2, Verticchio Vercellin AC3.
上の論文は
眼の血行促進に寄与した、との
臨床研究報告で、
内容的にも信頼出来そうです。
また、
こちらでたびたび
ご紹介している
「アブラ」も
網膜の細胞を保護する
作用があるとの事です。
理想的には
抗酸化作用のある
緑黄色野菜を積極的に
摂りたいところですが、
不足しがちな方には
サプリメントも
ひとつの選択肢には
なりそうですね。
眼の「健康長寿」のための心掛け
さて、
最初の話題に戻りますが、
遠近両用メガネでは、
特に老眼部分の
焦点距離をどうするか?
という問題がある事を
知りました。
一昔前は、
本を読んだり、
文字を書いたりするのに
不自由しないように、
という観点からの
「老眼矯正」が
メインであったのに対して
最近は、
スマホの文字が読めるように、
というニーズにも応える
必要があると。
つまりは、
もう少し短距離の
細かい文字に
焦点を合わせたレンズへの
ニーズがある、と。
なるほど、ですね。
これはある意味、
「現代病」
とも言えますよね。
ちなみに、
わたしは、読書用の距離で
作ってもらいました。
そもそもスマホの使いすぎは
決して眼の健康には良くないですしね。
パソコンのブルーライトを
浴び続ける事も
眼の健康を損なう原因と
思われます。
自分も含めて
忙しいお父さん世代ではありますが、
時には、
ぼーっと空や、星を眺めてみたり、
寝る前のスマホは控えるよう
心掛けたり。
「眼の健康長寿」
のために、手軽に出来る事から
始めていきましょう!
お読みいただき、
ありがとうございました。
※眼の健康、についての関連記事です。
現役医師、医学博士。二児の父。
徳川幕府・直参旗本石川家末裔。
ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!
との信念からマインドセット、
食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。