手軽に始められる「ボルダリング」は、子供にこそオススメ!
以前から、
わたしの周りでも
仕事帰りに
「ボルダリング」
を楽しんでいる、
という人達がいました。
スポーツの一種で、
簡単に言いますと、
「壁登り」
になる訳ですが、
これを趣味としている彼らに
よりますと、
「ただ登るだけじゃなくて
どこの突起に足をかけるとよいか?」
あるいは、
「次は、どこに手をかけるべきなのか?」
など、様々に思考を巡らせる必要がある
とても知的なスポーツである
と話していた事を思い出します。
その後、しばらくは
ボルダリングの事は、
すっかり忘れていましたが、
最近、町の至る所で、
「ボルダリング体験出来ます!」
「ボルダリング教室」
などを見かけるような
気がしていました。
どうやら
2020年度の東京オリンピックで
正式種目に追加された事が
影響しているかも知れませんね。
そんななか、
あるショッピング・モール内で
先頃オープンした
「ボルダリング施設」
を通りかかった際に、
息子達に
「やってみようか?」
と何気なく提案したところ。
「やってみる〜!」と
素直笑な反応だったので、
早速挑戦させる事に
してみました。
その後、
何度か、子ども達に
やらせているのですが、
親として、その様子を、
なんとなく観察しながら、
「これは、子育てにとてもよい効果がある!」
と実感するに至り、
今回記事にまとめる事にしました。
では具体的には、どういう点が良いのか?
お父さん目線で、
あるコーチングを受けた経験も踏まえて
お伝えします。
「ボルダリング」のなにが、子育てにいいの?
◎身体が鍛えられる
小さな足場に、
全体重をかけながら、
壁の突起物に手をかけて
身体も支えながら、
上へ、上へと登っていく。
これは、間違いなく
体幹を鍛える事になると
考えられます。
公園での木登りでも
もちろん良いのですが、
毛虫が落ちてきたり、
木の表面の凹凸で
怪我をしたり、
という心配もありますよね。
第一、都心ですと、そういう環境も
あまりないように思われます。
一般的にはボルダリング施設では
係員が安全に配慮しており、
スタート地点には
マットレスが敷かれているため
怪我をする危険性は
低いと考えられます。
よって、
子ども達も
思いっきり、
身体全体を使って
(鍛えながら)
ボルダリングが楽しめるわけです。
◎どうすれば「ゴール出来るのか?」を
考える、思考力も身につく!
ボルダリングには、
「ゴール」
が設定されており、
その地点に向かって、
例えば決められた
マークや番号に沿って、
登っていくという
ルールが存在しています。
そして、必ず
両手で「ゴール」を
掴むようになっています。
従いまして、
スタート地点で、
「あそこがゴールだな」
と視認しつつ
「さて、どこをどうやって登ろうか?」
常に考えながら、
身体を動かしていく
必要があるわけです。
そして、それが上手く行かない時には
「どうしてうまくいかないの?」
と考える事になり
「集中力」と「思考力」
を高める必要に迫られます。
こうした様子を
遠くから見ていますと、
子ども達の表情は
「真剣そのもの」です。
普段は、ふざけて
兄弟けんか笑が
耐えない息子達ですが、
必死にゴールを目指す姿に
ちょっと感心させられました。
以上、
身体だけではなく、
頭まで鍛えられるとは
素晴らしいですよね!
◎自己肯定感を育み、挑戦したくなる仕掛けがある!
親としては
手伝ったり、
アドバイスしたり、
したくなるかも知れませんが、
これは謹んだ方が良さそうです。
なぜなら、
自分で一生懸命、
解決策を考えて、
文字通り手足を動かして
ゴールした、という
実体験、達成感こそが
子ども達にとって、
なにより大切である。
そのように思うからであります。
こうした
「自己肯定感」は
コーチング用語で、
「エフィカシー」と呼ばれ、
これをいかに高めてやれるか?は
子ども達の健全な心身の育成に
大変重要であるとされています。
私の通わせている
ボルダリング施設では、
難易度が調整されており、
順番に課題をクリアしていく事で
お菓子などがもらえたり、
がちゃがちゃ、で遊べたりという
ご褒美が準備されています。
そして、もちろん
親としても
「凄いなー!」
「どんどん出来ちゃうなぁー!」
という言葉をかけてやる事も
忘れていません。
※お父さんとして、子育てには力を入れてます!
ちょっと前には
出来なかった事が
頭と身体をフルに使った
自分自身の努力の結果
出来るようになる。
それを、
「目標をクリアした」
という形で、
肯定的にフィードバックする。
そうした
よいフィードバックを受ける事で
更に次に挑戦したくなる。
こうした好循環こそが
「子育て」にとって
極めて重要な意味を持つのでは
ないでしょうか?
誰かに強要されながら、
イヤイヤやって、
出来なければ、
それを咎められて。。。
ひたすら
「正解」を教え込ませる。
こうした
「自己肯定感」を下げるような
指導が、今の教育現場では
なされているのではないか?
学校が
「つまらない」という
子ども達は、
そんな負の体験をしているのでは
なかろうか?
などと、ふと思った次第です。
◎順番を守る、安全に配慮する、で社会性を身につける!
ボルダリングでは、
ある壁を誰かが登っている際には、
その壁がある区画には
入ってはいけない、
と最初に説明を受けました。
理由としては、
もし手足を滑らせて
壁から、ある人が落ちて来た際に
下に人がいたら、
接触事故で双方が
大けがをする恐れが
あるから、でしょうね。
つまりは、
1人ずつしか
挑戦できない訳です。
従いまして、
混雑してきますと、
必然的に順番待ちの
列が出来ます。
そうやって、
誰かが登っているのを見て
参考にしたり。
友達であれば、
「頑張れ!」
と声をかけたり。
あるいは、
ルールをよく知らない
子供たちが、割り込んで
登ろうとした際には、
安全への配慮からも
「危ないから入っちゃだめだよ!」
といってあげられる。
そんな社会性も育まれるように思われます。
以上、
思いついたところを
あれこれ書かせて頂きましたが、
お父さん方は、
子ども達に
やらせてみたく
なりましたでしょうか笑
子育てに、「効果あり」!と思います。
お父さんへ。雨の日は子供と「ボルダリング」はいかがでしょうか?
最後に、
子ども達とボルダリングを
体験するための
事前準備につきまして、
簡単に触れておきます。
基本的には
屋内で楽しむ競技にて、
お天気がよくて、
どこかにお出かけしようかなー
というお休みの日ではなく、
せっかくの休日に雨だな・・・
子ども達と、どう過ごそうか?
といった場合に、
とってもオススメと言えます。
服装についても、
それほど神経質になる必要はなく
男のお子さんでしたら、
普通のシャツに、ズボンで充分で、
スポーツウエアなどを
特別に準備する必要はないと
思われます。
女のお子さんについては
わたしはよく分かりませんので苦笑
公園で遊ばせるような服装、
動きやすい服装であれば
よいのでは、と考えます。
あとは、かなりの運動量で
発汗させますので、
水分補給が出来るように
準備してあげる必要があります。
施設によっては、
ペット・ボトルが購入できるかも
知れませんが、そうでない場合も
あると思われますので、
水筒の持ち込みが可能か?
体験中に、ペット・ボトルの水、
ジュースなどが購入出来るか?
是非、確認する事をお忘れなく。
あとは、
混雑する時間帯を避ける事なども
細かいですが、たくさん
遊ばぜるためには、配慮したい
ポイントでしょうね。
我が家はいつも
朝一番で入場し、
昼食頃まで遊ばせる、
というパターンです。
お読みいただき、
ありがとうございました!
お子さんのいるお父さん、
雨の日のお休みには、
ボルダリング、いかがでしょうか?
※今回体験させて頂いた施設はこちらです。
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現役医師、医学博士。二児の父。
徳川幕府・直参旗本石川家末裔。
ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!
との信念からマインドセット、
食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。