現役医師として「新型肺炎」の報道に思う事

新型「コロナウイルス」肺炎とは?

 

この記事を書いております

2020年1月現在、

中国湖北省武漢市から

「原因不明の肺炎」の報道があり、

普段、肺炎患者さんの診療にあたる

現役医師として、

注目しております。

 

※海産物市場との関連も指摘されています。

 

今までに分かっている事はなにか?

我々としては、なにか気をつける事があるのか?

特に「中国方面」へ出張を控えていたり、

「旅行」を考えている方は、

どういう対策が必要なのか?

 

ちっぴさんによるイラストACからのイラスト  

※原因は「新型コロナウイルス」

 

これらについて

あれこれ書いてみる事にしました。

 



 


常に「信頼できる最新情報」にアクセスを!

 

多くの方は、

テレビや新聞記事などで、

この「新型肺炎」という言葉ぐらいは

耳にしているかと思います。

 

もう少し詳しく知りたい方は、

インターネットの記事などを

調べているかも知れませんね。

 

わたしも、

それらをパラパラと

眺めてみましたが、

ほぼ概略は把握できるかな、

という印象でした。

 

しかし、

今回の

「新型肺炎」が

あるいは

「パンデミック」

(英語: pandemic)

ある感染症が

世界中に流行する状況が

懸念される状況

になるかも知れない。。。

 

杞憂であれば

良いのですが。

「健康長寿!」

ブログを運営する私としては、

常に信頼できる最新情報

につきまして、

それらをどうやって入手するか?

についても、

以下お伝えしたいと思います。

 



今回の件以外でも、

なにかの「感染」が

話題になった際には、

国立感染症研究所のサイト

※クリックで外部サイトへリンクします。

訪問する事が

とても有効です。

 

専門的で

難しい記事ばかりでは?

とご心配かも知れませんが、

世間の方が関心の高いであろう

インフルエンザの流行に関する情報や

風疹についてなどは、

サイトのトップページ記事

※クリックで外部サイトへリンクします。

見つけやすい場所に

書かれているなどの

工夫もされています。

 

※関連記事もどうぞ

インフルエンザ大流行!の前に予防や対策について知ろう!

 

 

そして、

医学の専門外の方でも、

なるほど、今はこのような

「感染症」に注意が必要なんだな、

と分かって頂ける表現に

なっていると思われます。

 

従いまして、

まずは、常にこうした

「信頼できる一次情報」に

アクセスする習慣を身につけましょう。

 



 

英語力に自信がある方は

アメリカ疾病管理予防センター

※クリックで外部サイトへリンクします。

(アメリカしっぺいかんりよぼうセンター、

英語: Centers for Disease Control and Prevention:CDC

から最新情報を

チェックするのも、

非常に有用と言えます。

 

 

では、早速以下一部抜粋します。

 

新型コロナウイルス関連肺炎の疑い例のスクリーニング

発熱または呼吸器症状を訴える患者に対して、
以下の有無を聴取する。

(ア)新型コロナウイルスの患者(確定例)、またはその疑いがある患者との接触

(イ)武漢市への渡航歴

(ウ)「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触

これは、

どちらかと言うと、

我々医師が、

「この患者さんは、新型肺炎かな?」と

疑うためのスクリーニング(最初のふるい分け)

のためのアドバイス

になります。

 

 

しかし逆に言えば、

診察を受ける患者さんの

視点にたてば、

現状では、これらに該当しなければ、

ご自身が「新型肺炎」である可能性は

低いと解釈出来ます。

 

これから、

「新型肺炎」に罹患した方が、

いろいろな人達と、

いろいろな場所で接触する事で、

これらの記述も修正されるとは

思われますが。

 

この記事を

書いております時点では、

武漢市への渡航歴

は、ひとつのキーワードと

言えそうです。

 

お時間ある方は、

是非このサイトの情報に

目を通してみて下さい。

 

またWHO:世界保健機関(World Health Organization)

※クリックで外部サイトへリンクします。

のサイトも、このコロナウイルスによる

「新型肺炎」に関する貴重な情報源

と言えます。

特に、

How to protect yourself from getting infected

※クリックで外部サイトへリンクします。

のページは是非読んでおくべきでしょう。

 

こちらの記述を

簡単にまとめますと、

石鹸によるこまめな手洗い、

咳をしている人、熱がある人との

接触を避けること、

更に重要な点として

生肉や牛乳、

そして動物の「内臓」

など

「加熱処理がされていない食品」は

避けるべきである!

との事です。

 

※生の食品は控えましょう!!

 

一般に、

ウイルスは、加熱処理にて

※クリックで厚生労働省のサイトへリンクします。

失活する事が知られています。

上記をクリック頂くと、

胃腸炎の原因となる

ノロウイルス感染対策の記事を

ご覧になれます。

 

これによりますと、

85℃~90℃で90秒以上の加熱

が望ましいとありますので、

これは、

「新型肺炎」の

コロナウイルスの対策としても

参考にはなるかと思います。

 

※ウイルス失活のため、十分に加熱した料理を!

 

 



 

おそらく、

こうした報道が

なされているなかで

旅行で、こうした地域を

選ぶ方は少ないとは

思われますが。

 

仕事の出張などで、

やむを得ず、

感染地域へ渡航される方も

いらっしゃるでしょうね。

 

 

 

外務省の

海外安全ホームページ

※クリックで外部サイトへリンクします。

でも、

感染予防に気をつけるよう

注意喚起がなされています。

 



海外へ出る際には、

どうしても、

交通手段や

観光などの

情報収集に

意識が向けられるように

思われますが。

 

渡航中の

「健康に影響するであろう

最新の情報」が、

まずは最も大切なのでは

ないでしょうか?

 

上記の

国立感染症研究所や

海外安全ホームページなどは、

数分もあれば、

精度の高い情報が

手軽に入手できます。

 

 

また

こうした「旅と健康」をテーマに

日本旅行医学会という組織が

※クリックで外部サイトへ

学術研究や情報発信に

努めています。

興味ある方は、

旅行医学豆知識のコラムなどは

面白いかと思われます。

 

 

 

大陸からのPM2.5も肺炎の誘因として要注意です。

クリックで外部サイトへ。環境省の報告を閲覧出来ます。

 

食中毒や、深刻な健康被害の原因となる身近な「毒物」を避けよう!

 

今回の記事をご参考に、

是非面倒がらずに、

取り組んでいただきたい。

 

自分が

「感染しないこと」

はもちろん。

他人に

「感染を広めないこと」

このどちも心がけて欲しい。

 

現役医師として、

そのように思います。

お読み頂き、

ありがとうございました!

 

 

※関連記事もどうぞ

持病がある方が、海外旅行を楽しむための注意事項。

 

余談ですが、

国立感染症研究所には、

わたしが個人的に

知己を得ている先生が在籍しておりまして、

その方とは

臨床研究をご一緒させて

※クリックで外部サイトへリンクします。

頂いた経験もあります。

 

 

また以下の記事を

書くにあたり

ボツリヌス菌の危険性について

細菌学の権威ならではの

とても詳しくお話してくれました。

身体にいい!

とされる健康食品でも

注意が必要な場合もありますので、

よければお読み頂きたいと思います。

 

医師として伝えたい、マヌカハニー の効果と注意すべき副作用。

 

 

 


石川英昭(いしかわひであき)

管理者・石川 英昭


現役医師、医学博士。二児の父。徳川幕府・直参旗本石川家末裔。
ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!との信念からマインドセット、食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。

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