どうする??40歳からの仕事のキャリア

人生100年時代、仕事のキャリアをどう考えていくか??

 

 

※このまま、定年まで、ずっと満員電車で通勤するのか??一度自問してみて下さい。

 

 

最近、

「ライフ・シフト」

という本が、世界的にベストセラーになっているらしく、

興味があって、書店でパラパラと眺めてみました。

要点としては、

これから人生100年時代を迎える。

しかし、現在は、平均80年ぐらいの寿命という前提で

社会の仕組みが出来ている。

では、残りの20年はどうやって過ごせばよいの?お金は?

働き方は、今のままでいいの?

そうした事を考えていきましょう、というメッセージが伝わってくる一冊でした。

しかし単に、寿命が伸びても、「健康寿命」が短くては、人生を満喫した、とは

感じられませんよね。

いつも繰り返しお伝えしている通り、

ワクワクする毎日こそが、秘訣です。

そのために、特に我々世代は、仕事、つまりは働き方を今一度見つめ直し、

あるタイミングで、

「ライフ・シフト」する必要があるのでは?

そのように、認識しています。

 

今回は、私にとっての

「ライフ・シフト」を真剣に考える切っ掛けになった運命の一冊を、

今も続いている著者、武蔵先生とのエピソードも交えつつ、

ご紹介したいと思います。

 


「医者は病院の外に出よ」ある日、偶然出会った一冊の本

 

2016年、今から約3年前のある日。

本屋の医学書籍の一角で、

「医者は病院の外に出よ」医学博士・武蔵 国弘氏 著。

という本が、たまたま目に止まりました。

 

医者は病院の外に出よ

医者は病院の外に出よ

  • 作者:武蔵国弘
  • 出版社:幻冬舎メディアコンサルティング
  • 発売日: 2014年03月

 

 

 

「ん?」と思いながら、「はじめに」を立ち読みする事にしました。

そこには、

医療知識は診療行為だけでなく、社会と結びつけることでよりいっそう

活きてきます。病院の中だけに留まらず、豊富な知識と経験をもとに

病院の外に飛び出せば、医師の活躍の場はさらに広がります。

また目次のページには、

医療×モノづくり編 医師のアイディアを新規ビジネスの創出に活かせ

という、私にとって実に興味深く、”刺さる”文言が書かれていました。

早速購入し、読み始め一気に読了しました。。。

 

当時の私は、大学院で医学博士を取得した後、再度忙しい病院での診療だけの

毎日に、少し疲れを感じていました。

それでも、臨床研究を実践し、英語論文を書く!という意識を持ち続けることで

「医学博士」としての矜持

持ち続けていたいと考えていました。

ただ、なんとなく閉塞感というか、このままでいいのだろうか?という

まさに、「ライフ・シフト」を考えるタイミングであったとも言えます。

そんな折、

医師は、診療以外の方法で、社会に貢献できる可能性がある

そういうメッセージをこの本から受け取り、そんな事が出来るのか?!

そういうキャリアもあるのか!!

と、強い衝撃を受けました。。。

そして、著者の武蔵先生、についてあれこれ調べていくうちに、

実際に、この先生に会って詳しく話を聞いてみることは出来ないだろうか?

そう思い、居ても立ってもいられなくなってしまった訳です笑

 



 

 


メールのお返事!実際に、武蔵先生とお会いしてからの日々

 

さて、どうやって武蔵先生とコンタクトを取ればよいだろう?

ご開業されているクリニックにいきなり電話笑というのも、不躾だろうな。。。

などと思いながら、ご著書に紹介されていた医師同士をつなぐ情報サイト

MCV-online

について思い出しました。

https://www.mvc-online.com/

これは、専門分野や所属大学などの垣根を越え、医師同士がコミュニケーションを取りながら

医学情報を共有できる、という画期的なインターネット空間になります。

早速私も登録して、武蔵先生に直接メール。

お返事をいただき、なんどかやり取りを経たのち、

なんと大阪にてアポイントをとる事ができました!

 

眼科医の臨床を続けながら、今ほどウエブサービスの利便性が高くなかったであろう

2006年当時に、このようなサイトを立ち上げ、運営母体をNPO法人化して

その理事長に就任された、武蔵先生。。。

その発想、着眼点、そして行動力。

これだけでも、只者ではない感じがビシビシ伝わってきました。

一体どんな先生なのかな?という興味でいっぱいでしたが、

お会いしてみると。

「本を読んで感銘を受けた、今勤務医をやっているが、

先生の活動に大変興味がある、ついては一度会って話を聞きたい!」

などいう、名古屋から新幹線に乗ってまで会いに来た

ちょっと怪しい笑 医者にも、

とても気さくに接して下さいました。

おかげさまで、実に楽しい初対面の一時になりました。

 

ちなみに、本を出版して以来、実際に見知らぬ医者が訪ねて来たのは

初めての経験ですよと、笑っておっしゃっていました。

 

武蔵先生のご活躍に関しては、以下をご覧下さい。

http://dreamclinic.org/doctor/index.html

※むさしドリーム眼科のサイトへリンクします。

 

京都大学医学部をご卒業の武蔵先生は、

「京都創薬研究所」の代表もお勤めでいらっしゃいます。

一昨年、腎臓病領域での創薬も考えているとの事で、

小生に、腎臓病の診療、治療薬について教えて欲しい、とオファーを受けました。

とても光栄な事と思い、精一杯準備して臨む事に致しました。

京大名物、立て看板、通称「タテカン」を横目にみながら、

大学内を案内していただきました。

 

※京都大学のキャンパス内にて

 

会場は、

ips細胞研究で世界的に有名な山中教授らの研究室も入っている建物の一室で

武蔵先生始め、研究所メンバーと活発に討議させてもらい、

私自身も大変勉強になりました。

まさに、

病院の外に出る、

が実現した瞬間でもあり、とても感慨深いものがありました。

 

 


例えば本を読んだら、行動につなげる。ライフ・シフトのための最初の一歩を!

 

私が、武蔵先生の本を手にとってから、約3年が経過しました。

今も勤務医の毎日ではありながら、徐々に

「ライフ・シフト」してきてるという実感があります。

病院の外に出よ

の実践として

1.まずは著者とコンタクトをとり、会いに行くという行動をとった事。

2.自分のアイディアや、想いを異業種の方に伝え、実際にある医療法人様と透析医療の領域での

開発の計画が進んでいる事。

3.サイバー空間(インターネット空間)に、自分のメディアを立ち上げ、

日々「健康寿命」に効く!情報発信を続けており、いろいろな反響を頂いている事。

などがあげられます。

 

私としては、病院の外というのは、なにも物理的に病院という建物の外という意味だけではなく、

電脳空間(インターネット空間)という抽象的・概念的な外、でもあると解釈しています。

 

武蔵先生が、立ち上げられたMCVオンラインも、まさにインターネット空間、

SNS空間にて、医師や医療関係者が交流する場を提供してくれている媒体といえます。

他にも、昨今では、私以外にもブログやメールマガジンなどで、精度が高く、

信頼できる医療情報を発信し、ご活躍されている先生がたが数多くいらっしゃいます。

こうした皆さんも、どこかのタイミングで、

「ライフ・シフト」をお考えになり、実践されたのだと思われます。

 

もし、今の環境で、行き詰まったり、キャリアについて思い悩んでいるようでしたら、

思い切って、まずは最初の一歩を踏み出しましょう!

 

自分のやりたいことに向けての

「ライフ・シフト」は

きっと健康寿命に効く!と確信しています。

 

お読みいただき、誠にありがとうございました。