愛犬がもたらす、健康長寿とは?

「愛犬」は、心血管死リスクを軽減する?!

 

今回は、

「犬を飼っている事」

と「健康長寿」の関係についての

最新の知見をお知らせ致します。

 

 

 

また犬を飼っている方向けに、

「愛犬の健康寿命」

のために、

なにを心掛けてあげるとよいのか?

についても合わせて

書いてみる事にします。

 




Dog Ownership and Survival After a Major Cardiovascular Event 

A Register-Based Prospective Study

Mwenya Mubanga Liisa Byberg Agneta Egenvall Erik Ingelsson Tove Fall

 

スウェーデン発の

こちらの医学論文では、

犬を飼っている

40歳から85歳までの

「心血管異常に関連した疾病」

(心筋梗塞;心筋梗塞や脳卒中;のうそっちゅう)

に罹患された患者さんが

「犬を飼っているかどうか?」

で、これらの疾病を発病後の転帰に

なにか違いがあったか

を研究した結果を報告しています。

 

そして興味深い事に、

「犬を飼っている」と

疾病罹患後の

死亡のリスクが低下する可能性がある

と述べています。

 

もちろん、

病気が良好な経過を辿るかどうか?

は生活背景や習慣など

様々な要因が複雑に絡み合うため

我々日本人の場合に

必ずしも当てはまるかどうか

については慎重な解釈が

必要ではあります。

 

しかし、

ドッグ・セラピー

※クリックで関連書籍へリンクします。

という取り組みが

注目されている通り、

「犬と触れあうひととき」

は、実に心身が癒される事は

間違いありません。

 

我が家にも、

まもなく

10歳を迎える

大切な家族の一員である

愛犬・トイプードル♂

が一緒に暮らしております。

 

 

 

幸い、

とてもよく

懐いてくれており、

帰宅すると

真っ先に玄関まで

しっぽを降りながら

出迎えてくれます。

 




 

なでなで、

してやる事で

確かに

自分の「ストレス・レベル」が

低下していくのが

実感されます。

 

以下の研究では、

PTSD

Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)

のような

心に深い傷を負った方

に対してでも、

「犬と触れあう事」が

心の健康の回復に

有効な治療のひとつになり得る

との見解を伝えています。

 

 2019 Oct;66(5):648-655. doi: 10.1111/1440-1630.12606. Epub 2019 Sep 11.

Exploring the influence of service dogs on participation in daily occupations by veterans with PTSD: A pilot study.

 

ペットとして

犬を飼っている方は

知らずしらずのうちに、

「健康長寿」

の恩恵を受けている

可能性があると

考えられますね。

 

 

 

犬が苦手という方や

飼うのは大変という方も

いらっしゃるかと

思いますが、

もし機会ありましたら

「犬を愛でて」

頂き、是非とも

心身のリラックスを実感下さい。

 




 


「愛犬」の健康長寿のために、してあげたい事

 

愛犬から

癒しをもらうだけではなく、

愛犬の長生き

についても

もちろん考えていきたいですね。

犬を飼っている方なら

すでにご存じと思われますが、

彼らが運動不足になったり、

ストレスを溜めないように、

毎日の散歩や、

一緒に遊んでやる時間を

確保する事が大切と思われます。

 

 

 

また、肥満に陥らないためには

食事にも注意が必要と

されていますね。

我が家は、以下の商品を

選んでおります。

 

 

 

人工の添加物や砂糖が

一切加えられておらず

食物繊維と脂肪酸が豊富で

多種類のビタミンやミネラルも

含有されているらしいです。

 

甘くない、「果糖」に関する怖い話。。。

 

 

人間の心身の健康にとって

毎日摂取する事が望ましいとして

推奨されている食事内容と、

全く同じ考え方で

作られた製品と言えますね。

 




そしてもう一点、

犬の健康寿命、

ひいては我々の健康寿命にも関わる

非常に重大なニュース、

についても、

現役医師として注意喚起しておきます。

 

昨今、

ダニ媒介性の新しい感染症である

「重症熱性血小板減少症候群」

の報告が、日本国内でも増えて来ているそうです。

※クリックで、厚生労働省のサイトへリンク

 

場合によっては、

重症化し致命的となる事例も

知られています。

 

 

 

従いまして

この病気の原因となる

「マダニ」に刺されない事が予防法です。

自身が気をつけるのは

もちろんですが、

時として犬などのペットに

マダニが付着して、それに触れて

人が咬まれるという可能性には

充分配慮が必要らしいです。

 

よって、

散歩の際には、

故意に草むらに

立ち入ったり、

あるいは、

犬を放し飼いにして

目の届かない所に

行かせたりしないよう、

飼い主がよくよく

心得るべきでしょうね。

 

 

 

愛犬の健康長寿は

我々にとっても

恩恵をもたらすと

思われます。

可愛がりつつも、

愛犬たちの日々の健康にも

責任をもって欲しい。

そのように思うわけであります。

 

お読みいただき、ありがとうございました!

 


石川英昭(いしかわひであき)

管理者・石川 英昭

現役医師、医学博士。二児の父。
徳川幕府・直参旗本石川家末裔。

ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!
との信念からマインドセット、
食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。

 

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