認知症や疲労回復に効く?!、「ある動物のお肉」とは?

「イミダベプチド」を含む食材が注目されています!

 

 

毎日忙しく働く、

お父さん達にとっては、

「疲労回復」

とても大切なキーワードであると

思われます。

 

 

 

それと同時に、

今は大丈夫でも、

これから歳をとっていく中で、

「認知症;にんちしょう」

には、なりたくないな。。。

おそらく誰しも、

このように考えているはずです。

 

 

 

世間一般では、

「人生百年時代」という

枕詞(まくらことば)

がよく使われていますが、

いつでも

心身の疲れから

速やかに回復し、

認知力もしっかり維持しながら

歳を重ねられる事は、

「健康長寿」の

要諦;ようてい

と言えます。

 



 

 

今回は、

最新の医学研究の結果から

「疲労回復」と「認知症予防」

に効く!可能性が示されてきた

「イミダベプチド」

と呼ばれる成分について

紹介したいと思います。

 

これは、

アミノ酸の結合体で、

動物の骨格筋(身体を支える筋肉)

に多く含まれている事が

知られています。

 

そして、

研究者たちは、

イミダペプチドを

特に多く含む動物の

肉を摂取する事と、

健康維持の関連について

以前から注目している訳です。

 

では、

そろそろ、

それは一体どんな動物の肉なのか?

お伝え致しますね。

 



 

 

 


鶏の「むね肉」やクジラの赤身に、特に豊富に含まれるイミダペプチド!

 

 

結論から言いますと、

イミダペプチドは

鳥、特に渡り鳥の胸の付近の筋肉、

 

 

 

 

そして、回遊魚

(ずっと泳ぎ回っている魚)

に多く含まれている事が

知られています。

 

※マグロやクジラの赤身に豊富な

イミダペプチド

 

 

この事実から

示唆されるのは、

「動かし続けなくてはいけない」

筋肉内に存在している

という点であり、

おそらく、

ちゃんとした存在理由が

あるはずです。

 



 

 

つまりそれは、

動かし続ける事による

「疲労」に耐えうる能力

「疲労」からの回復能力

であると推定される訳です!

 

また興味深い事に、

今医学研究の世界では、

イミダペプチドは

動物実験や、

さらには我々、ヒトを対象とした

臨床研究で、どうやら

「脳の機能維持」ならびに

「脳神経と関連した様々な疾病」の

発生予防に対しても

効果が期待出来そうである

との報告も散見されます。

 

 

※関連文献です。クリックで外部サイトへリンクします。

 

確かに、

クジラは、

あれだけ大きな身体で

生涯、大洋を泳ぎ回って

過ごすわけですよね。

 

 

 

すぐに疲れてしまったり、

疲れから回復できなければ、

泳ぐ事も、獲物を捕まえる事も

出来なくなってしまうでしょう。。。

 

 2019 Aug;234:77-86. doi: 10.1016/j.cbpa.2019.04.017. Epub 2019 Apr 25.

Comparative physiology investigations support a role for histidine-containing dipeptides in intracellular acid-base regulation of skeletal muscle.

 

※関連文献です。クリックで外部サイトへリンクします。

 

従いまして、

クジラの身体を構成する

全身の筋肉に含まれる成分に

なにか「疲労回復」の

秘訣があるのでは?

という発想は

とても合理的と言えますね。

 



 

農林水産省のサイトでは、

※クリックで外部サイトへリンクします。

この「クジラの肉」

について、とても詳しく

その抗疲労効果について

解説してくれています。

 

 

どうやら

「バレニン」

と呼ばれる成分が

特にクジラの赤身に

豊富に含まれているようですが、

これも、

イミダペプチドの一種

であるようです!

 

高タンパクで、

低脂肪。

従いまして

ダイエットや

筋トレに励む方

にとっても、

理想的な食材と考えられます。

 

 

 

新聞報道で

ご存じの方も多いと思いますが、

日本人が古来から

親しんできた

「クジラ食文化」

※クリックで日本捕鯨協会のサイトへリンクします。

は動物愛護を標榜する

欧米諸国の団体から

強い非難にさらされた

経緯があります。

 



 

 

それでも、

水産庁は、

※クリックで外部サイトへリンクします。

適正と思われる範囲で

商業捕鯨を再開する

方針を決めたようです。

 

わたしの

子供の頃には、

小学校の給食で

「クジラの竜田揚げ」

が、おかずとして

ときどき配膳されていたように

記憶しています。

 

※昭和40年代は、学校給食で「クジラ」

を食べる事が出来ました。

 

 

しかし、

大人になってからは

ほとんど食べる機会が

なくなってしまいました。。。

 

調理方法や

味付けによっても

もちろん変わってきますが、

わたしの印象としては、

「しっかりと歯ごたえのある

やや固めの肉質」

といったところです。

また、

特にクジラ独特の

「臭み」など

食べにくさにつながる

要素はなく、

普通に美味しいと思われます。

 

今回の記事を書きながら、

また食べてみたくなりました!

 



 

お手軽に試したい方には、

インターネット通販で、

調理すみの

「クジラ肉の缶詰」

を購入出来ますので、

疲労回復!

を期待して

召し上がってみては

いかがでしょうか?

 

お酒のおつまみに、クジラの缶詰を是非!

 

という訳で

「鶏の胸肉」と「クジラの赤身」

ちょっと気にかけて

食べるようにしてみましょうか!

 

今回も

お読みいただき、

ありがとうございました!!

 

 


石川英昭(いしかわひであき)

管理者・石川 英昭


現役医師、医学博士。二児の父。徳川幕府・直参旗本石川家末裔。
ワクワクする毎日を送る事が、健康寿命に効く!との信念からマインドセット、食事、生活スタイルについて、分かりやすい情報発信を心がけています。

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